メッシュツール

メッシュツールについて書いていきます。

メッシュツールとは

メッシュツールを使ってオブジェクトにメッシュを割り当てると、複雑なグラデーションをかける事ができます。例としてオブジェクトに立体感を持たせる事ができます。

メッシュツールの使い方

①メッシュツールアイコンをクリックします。
②メッシュをかけたいオブジェクト上の色を割り当てたい所でクリックします。オブジェクトがメッシュオブジェクトに変換され、メッシュポイントが作られます。
③メッシュポイントを選択した状態で、塗りボックスなどで色を割り当てます。
他に色を割り当てたい点がある時は②③を繰り返します。
メッシュのパスはダイレクト選択ツールでメッシュポイントや方向点、メッシュパッチなどをドラッグする事で変形可能です。Deleteキーでメッシュポイントを削除する事もできます。
なお、一度メッシュオブジェクトに変換したオブジェクトは元に戻せないので、再利用を考えているオブジェクトの場合は、バックアップをとる事をおすすめします。

広告

関連コンテンツ

遠近図形選択ツール

遠近図形選択ツールについて書いていきます。

遠近図形選択ツールとは

遠近図形選択ツールは、遠近グリッドにオブジェクトを配置するためにオブジェクトを選択する時に使います。こちらもCS5からの機能となります。

遠近図形選択ツールの使い方

①遠近グリッドを表示します。
②平面オブジェクトを遠近図形選択ツールで選択します。
③グリッド上にドラッグします。
④オブジェクトが変形したらマウスのボタンを離します。
配置面を指定するには選択面ウィジェットの面をドラッグ前にクリックするか、ドラッグ中に1~3のキーを押します。
なお、直線ツールや円弧ツールなどの直線ツールサブツールや長方形や楕円形ツールなどの長方形ツールのサブツールなどを使う事で直接遠近オブジェクトを描画する事もできます。
一度貼り付けた遠近オブジェクトは、バウンディングボックスをドラッグする事で大きさを変える事ができます。

ショートカット

ドラッグ中に1キーを押すと左面、2キーを押すと水平面、3キーを押すと右面に貼り付ける事ができます。5キーでは選択面と垂直方向へ移動できます。

遠近グリッドツール

遠近グリッドツールについて書いていきます。

遠近グリッドツールとは

立体物を描画する図法の中に透視図法があります。近くのものを大きく描き、遠くのものを小さく描き、その先に消点を設定します。パソコンやIllustratorがなかった時代には、画板に画鋲を刺したり、定規で線を引いたり、糸を伸ばしたり、自然なパースを描くのは苦労したと言われています。IllustratorCS5からは、遠近グリッドツールを使う事で、立体物を正確に描画するためのガイド線を表示する事ができます。

遠近グリッドツールの使い方

遠近グリッドツールアイコンをクリックすると、遠近グリッドが表示されます。
選択面ウィジェットの×(グリッドを隠すボタン)をクリックすると、グリッドが消えます。
もう一度グリッドを表示したい時は、[表示]メニュー-[遠近グリッド]-[グリッドを表示]を選択します。
白い小さい丸がいくつか画面に表示されるので、それをドラッグで移動させて自分の描きたいアングルに変えましょう。

ライブペイント選択ツール

ライブペイント選択ツールについて書いていきます。

ライブペイント選択ツールとは

ライブペイントツールによりライブペイントグループに変換されたオブジェクトを部分的に選択できるツールです。選択した線や塗りなどを編集する事ができます。

ライブペイント選択ツールの使い方

①ライブペイントツール選択後、オブジェクトをクリックし、ライブペイントグループに変換します。
②ライブペイント選択ツールを選択します。
③オブジェクトの塗りまたは線の上にマウスカーソルを持っていくとオブジェクトの色が変わるのでクリックします。
④ダブルクリック・トリプルクリックというふうにクリックの回数を増やしていくと一度に選択する領域が徐々に広く変わります。
⑤塗りや線の色・線幅などを塗りボックスや線パネルなどで変更します。
ライブペイント選択ツールのアイコンが表示されていない時は、シェイプ形成ツールのアイコンの位置を長押しし表示・選択します。ライブペイント選択ツールのアイコンをダブルクリックすると、ライブペイント選択ツールダイアログが表示されます。選択する範囲や選択時の表示色・線の幅などを設定できます。

ショートカット

Shiftキーを押しながら複数領域を選択する事もできます。

ライブペイントツール

ライブペイントツールについて書いていきます。

ライブペイントーツールとは

線画を簡単に着色するための機能です。Illustratorの従来のオブジェクトでは線で区切られていても、オブジェクト単位で着色するのが普通です。区切られた領域ごとに簡単に着色する事は難しい事でした。ライブペイントツールを使う事で、Photoshopなどのペイントツールと同様に簡単に着色する事ができます。

ライブペイントツールの使い方

①オブジェクトを選択ツールで選択します。
②ライブペイントツールを選択します。
③カラーボックスで塗りの色を選択します。
④色を塗りたい領域をクリックします。
⑤オブジェクトがライブペイントグループに変換され、塗りが適用されます。
ライブペイントツールのアイコンがツールパネルに見つからない時は、シェイプ形成ツールのアイコンを長押しします。なお、ライブペイントツールのアイコンをダブルクリックすると、ライブペイントオプションダイアログが表示されます。

ショートカットキー

線の色・太さを指定し、Shiftキーを押しながらオブジェクトの線上にマウスカーソルを持っていき、カーソルがブラシの形になると線に色を着色できます。

シェイプ形成ツール

シェイプ形成ツールについて書いていきます。

シェイプ形成ツールとは

シェイプ形成ツールとは、重なった複数のオブジェクトをクリックまたはドラッグで結合したり消去できるツールです。Illustrator CS5から使えるようになった機能です。

シェイプ形成ツールの使い方

①選択ツールでオブジェクトを選択します。
②ツールパネルからシェイプ形成ツールを選択します。
③オブジェクトの重なった所をクリックする事で分割できます。
③の所でオブジェクトの領域を複数通るようにドラッグすると領域結合となります。シェイプ形成ツールアイコンをダブルクリックすると、シェイプ形成ツールオプションを表示する事ができます。ここの設定は使い込んでいかないと難しい内容かもしれません。

ショートカットキー

③Altキーを押しながらクリックで消去となります。
③Altキーを押しながらオブジェクトの領域を複数通るようにドラッグすると領域消去となります。

自由変形ツール

自由変形ツールについて書いていきます。

自由変形ツールとは

自由変形ツールとはオブジェクトをさまざまな形に変形できるツールです。

自由変形ツールの使い方

①自由変形ツールを選択します。
②Ctrlキーを押しながらオブジェクトの左側上側から右下側にドラッグし、オブジェクトにバウンディングボックスを表示させます。
③あとはショートカットキーとハンドルのドラッグの組み合わせで大きさ・傾きの変形ができます。

ショートカットキー無しでできる変形

■オブジェクトの拡大縮小
小さい四角のハンドル上にマウスカーソルを持っていき、大きさを変形できるカーソルに変わったらドラッグします。
■オブジェクトの回転
小さい四角のハンドルの少し外側にカーソルを持っていき、回転マークに変わった所でドラッグします。
■オブジェクトの反転
オブジェクトの辺の中点を反対側までドラッグします。

ショートカットキーが必要な変形

■中心を保ったまま拡大縮小
Altキーを押しながらオブジェクトのハンドルをドラッグし拡大縮小します。
■中心を保ったまま反転
Altキーを押しながらオブジェクトの辺の中点のハンドルを反対側までドラッグします。
■縦横比を保ったまま拡大・縮小
Shiftキーを押しながらドラッグします。
■1つの角を移動し変形
オブジェクトの角のハンドルをドラッグしながらCtrlキーを押し続けます。
■平行四辺形状に変形
オブジェクトの辺の中点のハンドルをドラッグしながらCtrlキーを押し続けます。
■中心を保ったまま2つの角を移動し変形(対角も変形)
オブジェクトの角のハンドルをドラッグしながらCtrlキーとAltキーを押し続けます。
■中心を保ったまま平行四辺形状に変形
オブジェクトの辺の中点のハンドルをドラッグしながらCtrlキーとAltキーを押し続けます。
■水平・垂直方向に頂点を移動
オブジェクトの角のハンドルをドラッグしながらCtrlキーとShiftキーを押し続けます。
■高さまたは幅を変えずに平行四辺形状に変形
オブジェクトの辺の中点のハンドルをドラッグしながらCtrlキーとShiftキーを押し続けます。
■台形状に歪める
オブジェクトの角のハンドルをドラッグしながらCtrlキーとAltキーとShiftキーを押し続けます。
■中心を保ったまま高さまたは幅を変えずに平行四辺形状に変形
オブジェクトの辺の中点のハンドルをドラッグしながらCtrlキーとAltキーとShiftキーを押し続けます。

リンクルツール

リンクルツールについて書いていきます。

リンクルツールとは

リンクルツールとはリキッドツールの一種で、クリック・ドラッグしたオブジェクトのパスを波状に変形するツールです。

リンクルツールの使い方

ツールパネルのリンクルツールアイコンをクリックして、変形したいオブジェクト上でクリックやドラッグします。するとオブジェクトのパスが波状に変形します。リンクルツールアイコンが表示されていない時は、線幅ツールの位置のアイコンを長押しして表示・選択します。リンクルツールアイコンをダブルクリックすると、リンクルツールオプションが表示されます。ブラシのサイズなどを数値で指定できます。

ショートカットキー

Altキーを押しながらドラッグすると、ブラシの大きさと縦横の形を変更できます。

やり直したい時は取り消しのショートカットキー

元に戻したい時は、CtrlキーとZキーを同時に何度か押すとよいでしょう。オプションを変えたりツールを変えたりして、思った通りの効果が出るまでいろいろやってみましょう。

クラウンツール

クラウンツールについて書いていきます。

クラウンツールとは

クラウンツールとはリキッドツールの一種で、クリック・ドラッグしたオブジェクトをクラウンのようなひだを作って変形するツールです。

クラウンツールの使い方

ツールパネルのクラウンツールアイコンをクリックして、変形したいオブジェクト上でクリックやドラッグします。すると外側へ向かってクラウンを作るように変形します。クラウンツールアイコンが表示されていない時は、線幅ツールの位置のアイコンを長押しして表示・選択します。クラウンツールアイコンをダブルクリックすると、クラウンツールオプションが表示されます。ブラシのサイズなどを数値で指定できます。

ショートカットキー

Altキーを押しながらドラッグすると、ブラシの大きさと縦横の形を変更できます。

やり直したい時は取り消しのショートカットキー

元に戻したい時は、CtrlキーとZキーを同時に何度か押すとよいでしょう。オプションを変えたりツールを変えたりして、思った通りの効果が出るまでいろいろやってみましょう。

ひだツール

ひだツールについて書いていきます。

ひだツールとは

ひだツールとはリキッドツールの一種で、クリック・ドラッグしたオブジェクトをひだを作ったかのように変形するツールです。

ひだツールの使い方

ツールパネルのひだツールアイコンをクリックして、変形したいオブジェクト上でクリックやドラッグします。すると内側へ向かってひだを作るように変形します。ひだツールアイコンが表示されていない時は、線幅ツールの位置のアイコンを長押しして表示・選択します。ひだツールアイコンをダブルクリックすると、ひだツールオプションが表示されます。ブラシのサイズなどを数値で指定できます。

ショートカットキー

Altキーを押しながらドラッグすると、ブラシの大きさと縦横の形を変更できます。

やり直したい時は取り消しのショートカットキー

元に戻したい時は、CtrlキーとZキーを同時に何度か押すとよいでしょう。オプションを変えたりツールを変えたりして、思った通りの効果が出るまでいろいろやってみましょう。